代表に選ばれた喜田純鈴さんのお母さんは東女新体操競技部の卒業生。母の美しさと身長、手足の長さをそのまま受け継いだサラブレッドは、そのデビューも衝撃的で、全日本ジュニアはもちろん優勝、ジュニアながら全日本選手権にも出場し表彰台にのぼった。
誰もが次のオリンピックはこの子だ‼️そう確信したに違いない。
しかし、周りからの期待は大きすぎたのか思うような成果の出ない月日が何日、何ヶ月、何年続いたとう…
慣れないロシアでの生活に彼女の持ち味の個性は失われ、怪我も重なり復活は難しいのではと噂されることもあった。
しかし今回の選考会の彼女は光を放っていた‼️
それら全てを乗り越え、全日本ジュニアの時に見たあの輝きを取り戻していた、いや、あの時の何倍もの大きさと輝きを持って演技し、会場の空気を自分のものにした。
おめでとう純鈴、貴方に諦めないことの美しさを学びました。
そしてもう1人の代表、大岩千未来さん。
フェアリーになってからメキメキと力をつけ日本に二つ目のオリンピック出場枠をもたらしてくれた。
自分が枠を取ったからオリンピックに出れるのではない、この過酷な状況の中、彼女は自分の武器を磨いた‼️
世界で1番美しく正確なピボット、この冬には怪我もあり苦しい時間を過ごしたと聞いているが、怪我も乗り越え、そしてプレッシャーのかかるこの大会で、持ち前のピボットを正確に4種目やり遂げた。
もちろんそれだけではない、美しさと華やかさ、素晴らしい説得力を持って日本代表に相応しい演技を見せてくれたのだ。
彼女の演技は世界の観客の心を動かすことは間違いない。
オリンピックでの演技が楽しみである。
そして残念ながら代表とならなかった皆川夏穂さん。
長い間、日本の新体操を牽引してくれた素晴らしい選手。
動きの美しさ、全身から伝わる思いと、音楽を奏でるような手具の使い方は世界の中でも秀でており、世界にファンを持つ。
夏穂ちゃんが居たから日本の新体操は今、世界と肩を並べることが出来ている言っても過言ではない。
ありがとう夏穂ちゃん、貴方を誇りに思います。
今回、戦い抜いた3人に心からの敬意と、これからの成功をお祈りします…
2020オリンピックでは団体、個人の成功を祈ります。
日本の新体操の新しい歴史がスタートしますように‼️
明日はまた新しい1日…
明日が良い日でありますように…
秋山エリカ