まだ算数の計算も出来ず、ひらがなも書けないような幼い頃のことだ。
母に連れられロイヤルバレエの公演を見に行った。青い照明の中で踊る人達は同じ人間とは思えないくらい美しく、音楽と一体になったその踊りを見て衝撃を受けたあの瞬間、あれから50年以上の月日が経ったが今でもその時の事を鮮明に覚えている。
あの時の憧れが、今の自分の仕事に繋がっていると言っても間違いない…
子ども騙しと言う言葉があるが、子どもは絶対に騙されない。
だからこそ、子どもには本気で向き合い、本気で美しいものを伝え、見せる必要がある。
子どもは心動いたものの真似をする…
心動かすような新体操…
いつも私は自分に言い聞かせる…
秋山エリカ