福岡から段ボール箱で荷物が届いた。
恩師からの荷物だ…
中を開けてみると良い香りと共に鮮やかな黄色が目に入った。
沢山の夏みかんだ‼️
5月初めのこの時期は夏みかんだ‼️
そう思ったとたん、懐かしい故郷の思い出が蘇った。
部屋に古新聞を広げその上で、皮を剥き、妹と競うように食べた春の味…
皮を剥いて蜂蜜に漬けて高校の部活に持って行った事もあった…
手具の扱いが下手だった私は、練習中もミスばかりしていて何度も何度もコーチに叱られた悲しい思い出も蘇った、そんな部活の癒しが夏みかんだったな…
あれから長い年月が経って、いつのまにか私が先生と呼ばれる立場になっている…
あの福岡の体育館、下手くそな私を誰よりも知っている恩師からの荷物、その荷物は重く、そして思いに溢れている…
感謝
秋山エリカ