7月、訪れた街には城跡があり、その石垣は長い年月そこにズッシリと構えている。
雨、風、台風、地震、太陽が照りつける暑い日も、雪降る寒い日も微動たりともせず、そこにある。
日本の石垣は西洋のとは違い大きな石、小さな石が絶妙な具合で重なって美しいラインを作っている。
自分のことを、何て小さな存在なのかと落ち込む時、この石垣を思い出そう。
圧倒的な頑丈さは、小さいのも大きいのも必要なのだ、規格に合わないからと切り捨てられることも無い、違う形の違う大きさの石が必要。
私がピシャリとハマる場所、絶対あるから…
小さくたって必要なのね…
秋山エリカ