かなり昔のことだが、私も選手という時代を過ごしたことがある。
様々な大会で何度も優勝できたのは幸運だ…
そんな私が表彰台の上でいつも考えていたことがある。
この優勝は指導者、仲間、組織、家族、音楽家、運営してくださる人々…沢山の人の力で作り上げ、チームで勝ったものであり皆んなのものなのだ…
そしてもう一つ
この優勝は、たとえ今日勝ち取ったものであったとしても過去のものであり、優勝したその瞬間から、未来はスタートしている。
優勝した1秒後には誰が優勝者なのかはまだ決まっていない…
もう私も1位では無いのだ…
今思うと、もっと優勝の幸せを味わうべきだったのかなとも思うが、今でもその考えは変わらず、とにかく上を目指しチャレンジすることに面白さを感じている…
たとえ試合で負けたとしても、その瞬間から努力すれば良いのだ…
秋山エリカ
